プロ野球選手になることはどのぐらい難しいか?

プロ野球選手になることは難しいと言われているが、どのぐらい難しいかを考えてみる。

日本のプロ野球では、毎年12球団がドラフトと育成枠で8人前後の選手を獲得する。したがって、毎年プロ野球選手になる人数は全体で約100人程度と考えられる。

日本には47都道府県があるため、単純平均すれば1都道府県あたり毎年約2人がプロ野球選手になるという計算になる。

まず高校3年生の段階について考える。プロ野球の最優秀クラスの選手は、高校卒業時点でプロ入りすることが多い。一方で、県内で2位・3位・4位程度の選手は、大学野球や社会人野球に進み、そこで実績を上げてからプロになるケースが多い。このことから考えると、高校3年生の時点で県内ベスト4に入っていれば、プロ野球選手になる現実的可能性がある。

次に中学3年生の段階について考える。中学3年生から高校3年生になる過程で実力が向上する可能性があることを考慮すると、高校3年生で県内ベスト4に入るためには、中学3年生の時点で県内で40番以内の選手である必要がありそうだ。各都道府県には市区町村が概ね40前後あるので、中学3年生の時点で市区町村内で最も優れた選手であれば、プロ野球選手になれる可能性がある。

さらに小学6年生の段階を考える。プロ野球選手の多くは小学生の頃から野球を始めている。小学生の頃は地域の少年野球チームに所属するのが一般的であるため、小学6年生の時点でそのチームの中でナンバーワンの選手でなければ、将来的にプロを目指すのはかなり厳しい。

この推論の整合性を確認するために、元ヤクルトスワローズ選手の古田敦也氏の経歴を考えてみる。古田氏は公立中学校の野球部に入った段階で、すでにその学校で最も上手い選手だったようだ。このまま成長すれば、中学3年生の時点で市内トップの選手になっていた可能性がある。この点から見ても、小学6年生でチーム内最優秀であることが、将来プロ野球選手になるための必要条件になるという私の推論は、一定の整合性を持っているように思われる。

まとめると、プロ野球選手を目指す者は、小学6年生でチーム最優秀、中学3年生で市区町村の最優秀、高校3年生で都道府県のベスト4が概ね最低ラインであろう。