政策金利とはなんぞや?

時々、ニュースなどで「政策金利」という言葉を耳にする。たとえば「日銀が政策金利を上げる」や「下げる」といった表現である。そこで、政策金利とは何かを調べてみた。


政策金利とは、日銀がターゲットとする、市中銀行間の取引の金利である。具体的には、市中銀行同士が無担保コール翌日物といった金融商品で貸し借りを行う際の金利を指す。日銀は、市中における通貨の供給量を調節することで、この金利を操作しようとする。
さらに詳しく言うと、政策金利が上がる場合、日銀は市中銀行間の金利を引き上げるために国債を売却する。すると、市中の通貨が日銀に流れるため、通貨が不足し、金利は上昇する。逆に政策金利が下がる場合は、日銀が国債を購入して市中に通貨を供給し、通貨が潤沢になることで金利は低下する。

かつて、1995年ごろまでは「公定歩合」という政策金利が存在し、日銀が直接金を貸す形で市中金利を調整していた。しかし、現在は公定歩合は使われておらず、政策金利という形で間接的に市中金利を操作するのが一般的である。私のような世代は、金利と言えばまず公定歩合を思い浮かべるが、それはすでに時代遅れの考え方である。